長泉パーカライジング株式会社

パーカー処理・表面処理・塗装の専門メーカー

<アルミニウム化成処理(アロジン#1000・アロジン#1200)>
アルミニウム化成処理(アロジン処理)

Alodine processing

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アルミニウム化成処理(アロジン処理)

アロジン処理は、アルマイト処理に並ぶアルミ防錆処理・クロメート処理の代名詞として、長い実績と多くの信頼を得ています。
また、塗装下地処理としての評価も高く、塗装性能向上(塗膜密着性・塗装耐食性)に寄与しております。

アルミニウムの性質

アルミニウムは、反応性の強い金属であるが、比較的耐食性が良好である。
これは、アルミニウム表面に生成される酸化皮膜の保護作用である。
しかしながら、この酸化皮膜が必ずしも均一に生成されていないため、雰囲気中に湿気や汚染部物質が存在すると不連続部で腐食が進行する。
耐食性が要求される場合、塗装する場合、表面処理が必要となる。

アロジン処理の特徴

 ①均一的な皮膜ができるため、皮膜そのものの耐食性が良好である。
 ②塗料の密着性が良好であり、長期の耐久性が期待できる。
 ③種々のアルミ合金に適用可能であり、複雑な形状にも対応できる。

処理液性状・皮膜の組成

処理液性状:pH1.8~3.0の酸性溶液であり、主成分はクロム酸である。
皮膜組成:皮膜は非品質であり、組成は、Cr(OH)₂・HCrO₄・Al(OH)₃・2H₂O

当社のアルミニウム化成処理の特徴

①環境保全を考慮し、排水経路は完全クローズド・システムである。
②有色(黄色)・無色(白)の選択肢がある。
③比較的大型の製品に対応可能。
  有効寸法 アロジン#1200=W1,100×L2,900×H1,400
       アロジン#1000= W1,100×L 950×H 800

クロム酸クロムメートの用途

製品分野 製品名 用途
自動車関連 ダイカスト部品 防錆処理・塗装下地
押し出し成形材 防錆処理・塗装下地
熱交換器 冷却器 防錆処理・塗装下地
建材関係 カーテンウォール 塗装下地
建築内外装品 防錆処理・塗装下地
電気関係 エアコン部品 塗装下地
カバー 防錆処理

 

アルミニウムに表面処理して塗装した場合の付着性と耐食性

皮膜剤 基盤目 衝撃 描画 エリクセン 塩水噴霧
A >50cm >5
B >50 >5
C >50 >5
D >50 >5
E 10 2

 

皮膜剤:
A・・・Ⓐ系無色
B・・・Ⓐ系無色       
C・・・Ⓑ系無色                 
D・・・Ⓑ系無色                 
E・・・陽極酸化 25~30µ

塗料: メラミンアルキッド120℃30分焼付け 膜圧30μ

衝撃:1kg荷重 1/2”径

描画:1kg荷重 10mm径

塩水噴霧:JIS-Z-2371,500時間
Ⓐ系・・・クロム酸クロム系  Ⓑ系・・・リン酸クロム系

アルミニウム化成処理 製品写真